- 0561-62-6770
- 営業時間 9:00 - 17:00
- 定休日:月曜
「人間無骨」と彫られた大身の十文字槍を愛用。勇猛果敢な戦いぶりは「鬼武蔵」と恐れられた。小牧・長久手の戦いの序盤、羽黒の戦いでの屈辱的な敗戦のはじをそそぐのは今とばかりに、白地金襴の陣羽織、鹿の角の前立の兜をかぶり馬をおどらせ、家康の本陣めがけて襲いかかった森長可。一発の弾丸がその額を打ち抜き、一瞬にしてその命が終わった。馬から落ちた長可の首を取られまいとして、家臣たちが遺体を担いで逃げたという。
長可が、この戦いの前に書き残した遺言状が残る。「・母は秀吉様から生活費をいただいて京都で暮らしてほしい。・千丸(末弟)は秀吉様につかえなさい。跡継ぎは要らない。・自分の城(金山城)は大事な場所なので秀吉様にしっかりとした人を選んで入ってもらうように。・妻は大垣で暮らすように。・大事な茶道具は秀吉様にあげるように。粗末なものは千丸に譲るように。・おこう(娘)は京都の町人に嫁がせたい。できれば医者が良い。」残る家族が穏やかに暮らして欲しいという願いがにじみ出る。
武蔵塚(国指定史跡)
〒480-1121 愛知県長久手市武蔵塚906番地
長久手市(ながくてし)は、愛知県の北西部、尾張地域東部に位置する市。名古屋市のベッドタウンとして発展しており、全国でも住民平均年齢が若い自治体でもあります。