勝入塚(池田恒興)

長久手に散った信長の乳兄弟 名将 池田恒興

勝入塚(国指定史跡)古戦場公園内に建つ池田恒興の戦死の地。天正12(1584)年4月9日 小牧・長久手の戦いの中でも激戦であった「長久手合戦」にて討死。49歳。

信長の乳兄弟恒興、信長の次男信雄に背を向ける

広報ながくて第5号 郷土案内より

池田勝入信輝(四十九才)はその母が信長の乳母であって信長の殊遇を受けた宿将であり、その女婿森武蔵守長可(二十七才)は蘭丸の兄であり信 が固く友軍と信じて居る者であった秀吉はよ予て有時の際を予想して、勝入の女を甥の三好秀次(十七才)に(秀吉の姉の子)嫁せしめて居った。さらに又勝入の三男、藤三郎長吉(十五才)を己が養子たらしめ、かつ尾張、美濃、三河の三国を与えんことを以って誘った。勝入は信長との情緒を思い信雄より誘われたことを考へ特に第2子三左エ門輝政を人質として納れてあるを考慮した、然るところ信雄はこの際池田の質を留むるは却って疎意あるに似たりとなして輝政を返したのであります。勝入は遂に意を決して3月10日秀吉に党したのであります。

基本情報

店名・施設名

勝入塚(池田恒興)

所在地

〒480-1121 愛知県長久手武蔵塚204