小牧・長久手の戦いの中でも激戦だった長久手合戦。岩崎城から引き返した池田恒興、元助、森長可軍は長久手の仏が根の地にて家康軍と激突。父恒興の死を知った元助は、次男輝政に池田家の繁栄の道を頼み、自身は「父のかたきも討たず、この場をさることなどとは武士として恥ずべきことであり、池田家後々までの不名誉であろう。池田の家名はわしがおらんでも輝政がおる。(中略)わしは、父が戦死した場所で、そのあとを追い、武士の家に生まれた者の孝行の道を世の人々にみせてやるのだ」と敵勢につっこんだという。(歴史物語 長久手の戦いより)古戦場公園内にあるその碑は、父恒興の碑を仰ぎ見るように建つ。
庄九郎塚(国指定史跡)
〒480-1121 愛知県長久手市武蔵塚204
長久手市(ながくてし)は、愛知県の北西部、尾張地域東部に位置する市。名古屋市のベッドタウンとして発展しており、全国でも住民平均年齢が若い自治体でもあります。