庄九郎塚(国指定史跡)

池田恒興の長男 庄九郎元助(之助)父とともに散る

庄九郎塚(国指定史跡)古戦場公園内に建つ池田元助(之助)の戦死の地。天正12(1584)年4月9日 長久手の地にて父とともに討死。26歳。

父を追い、孝行の道をいく

小牧・長久手の戦いの中でも激戦だった長久手合戦。岩崎城から引き返した池田恒興、元助、森長可軍は長久手の仏が根の地にて家康軍と激突。父恒興の死を知った元助は、次男輝政に池田家の繁栄の道を頼み、自身は「父のかたきも討たず、この場をさることなどとは武士として恥ずべきことであり、池田家後々までの不名誉であろう。池田の家名はわしがおらんでも輝政がおる。(中略)わしは、父が戦死した場所で、そのあとを追い、武士の家に生まれた者の孝行の道を世の人々にみせてやるのだ」と敵勢につっこんだという。(歴史物語 長久手の戦いより)古戦場公園内にあるその碑は、父恒興の碑を仰ぎ見るように建つ。

基本情報

店名・施設名

庄九郎塚(国指定史跡)

所在地

〒480-1121 愛知県長久手市武蔵塚204